2014年1月31日金曜日

Ibuprofeno その後

以前、薬の服用量についての記事を書きました。その後、驚くべき大発見(!!)があったので追記することにします。

風邪気味で、喉をやられてしまっていた先週の事。ヒリヒリ感がつらかったので、知り合いのお医者さんに炎症に効く何かいい薬はないかと訊いてみたのですが、なんと喉の痛みならイブプロフェノを飲んだらいい、とのこと!抗菌的なシロップとかを想像していたのに、まさかのイブプロフェノ登場・・・・・・痛みに弱いスペイン人、さすがです。苦笑 痛みに弱いと言えば、この前行った歯医者でも、ちょっとの虫歯治療なのに、日本で親知らずを抜いた(というか普通に切開手術)時のような麻酔を打たれました。しかも、打つ?と尋ねられることもなく、いきなりです。瞬時に日本で行っていた歯医者の事を思い出しました。かなり乱暴な歯医者さんだったのですが(腕前は良かった)、麻酔なんてされたことないです。一度何かの折に怖がりだとか痛がりだとかと話したら、そこではじめて麻酔打ったっていいけど?と聞かれたくらいなのに・・・何この差。

何でもかんでもイブプロフェノ、なスペインで、当たり前に言われた「イブプロフェノ飲めば?」なのですが、ちょうどその時居合わせた人が一言。「でも日本ではイブプロフェノほとんど飲まないんだってよ?」

お医者さんにどういう事かを説明すると(詳細は上のリンク先の前回記事にあります)、やっぱり驚くお医者さん。「えーそんなことはないだろう。一回600mgまで飲めるんだよ。子供は体重に応じて減らすけど、あなたは標準的な体格だし問題ないよ。それにアメリカなんかだと、一回の上限が1000mgでもいいらしいよ」

その時はそれで会話が終わったのですが、後日思いがけず電話で報告がきました。どうやら、日本での摂取許容量がぐんと低いのが気になっていたようで、調べたんだそうです。そうしたらなんと衝撃的な事実を発見。どうやら、私たち日本人の血液中には、イブプロフェノだかそれに相当する成分が既に多く存在しているんだそうです!!!!!

それが日本人だけなのか、東アジア人なのか、東洋人全般なのか、そこまではきかなかったので分からないのですが、まさかそんな違いがあろうとは想像だにしていなかったので、かなりの驚きです。それを知った今、アメリカやオーストラリアなどの人種のるつぼで生きているアジア系住民の方々は本当に西洋人と同じものを同じだけ飲んでいるのかどうかが、非常に気になっています。と同時に、外国で生きるということは、知らぬところでもリスクがあるんだなぁなんて思わされました。知人の医者が知らなかったことは、他の多くの医者や薬剤師だってきっと知らないでしょう。そんな中で彼らに相談したって、彼らの中での常識でもって対処されるにきまってますよね。私自身の経験を振り返っても、これまでの薬剤師の対応を見ていて、疑いの余地はありません。日常的に摂取しているわけでなければ、仮に日本人が誤って適量以上のイブプロフェノを摂取しても急にどうにかなってしまうことはないでしょうけれど・・・命に直結するような薬だったら恐ろしいです。

さて、ということはつまり、日本人は痛みに対して我慢強いと言われてきていますが、きっとそれは私たちが生まれながらに持っている血液成分によるものだったんでしょうね・・・痛みが感じにくいという点では、なんだかラッキーですね!笑 大げさな痛がり屋だと、やや見下して(?)いたスペイン人達への眼差しが、少し和らぎました。笑

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