2012年6月17日日曜日

チェーンメールならぬチェーンレシピ

一枚の紙と、スライムみたいなものが入ったプラスチックカップひとつ手渡されました。なんじゃこりゃ?


どうやらチェーンメールのようです。誰かの命が危ないとか、寄付をお願いしますとか、そういうのは一切やらないことに決めているわたし。でも今回は誰かが不幸になるわけではなく、なんとパウンドケーキが出来上がるという!笑 その名も、”Receta del convento de las hermanas carmelitas de Sevilla”(セビージャのエルマーナスカルメリータス修道院のレシピ)。

本当にその修道院から始まったのか、誰かが面白半分に始めたのかは分からないけど(恐らく後者)、でもここスペインでよそ者のわたしにも回ってきたという事実だけで嬉しくて、せっかくなので親ダネを無駄にしないように参加してみることにしました。それが10日前の六月八日、先週の金曜日のこと。

レシピによると、毎日何かしらの作業をして、全部終わるには10日間かかるとのこと。そして用意する物が多数。なかなかめんどくさいなぁ。。。


初日の様子。『もらった親ダネを大きい入れ物に移し替えて、砂糖と小麦粉をそれぞれ一杯ずつ加え、混ぜずに置いておく。』


 二日目。『中身をよく混ぜる。』


その後、
三日目、四日目 『何もせず置いて待つ。』
五日目 『砂糖、牛乳、小麦粉を一杯ずつ加え、混ぜずに置いておく。』
六日目 『中身をよく混ぜる。』


七日~九日目 『何もせず置いて待つ。』
十日目、『中身を三つのカップに分けて3人の人に渡す(1日目から始める)。

その後、『下記の材料を加える』とあり、干しブドウやらシナモンやら、色んな材料の名が挙がっています。面倒くさいのと好き嫌いがあるのとで、シナモンとアーモンドだけ加えることに(勝手に変更~)。


そしてこれが、最後の材料を加えた後。混ぜてから180℃のオーブンで40分間焼けばおいしいパウンドケーキの出来上がり!・・・のはずだったのですが、、、。なんと、途中でふと覗いたオーブンの中で、まるで火山の溶岩のように、型から流れ出ているではないですか・・・・・・・!!大急ぎで処理したりと慌てふためいていたのでこの後の写真はありません。。。

とりあえず型に残った部分を最後まで焼き上げたのですが、いかんせん見た目が悪すぎるので焼きあがった(はずの)本体の写真も取れず、がっくりです。でも、残った部分は軽石のような(!)食感で、なんともサクッと香ばしくておいしかった(のが唯一の救い・・・)。きっと保存時の室温とか、微妙なさじ加減でぐんと変わってしまったんだろうなーと察しています。

ちょっとめんどくさくて、そしてがっかりな体験でした(ついでに書いておくと、親ダネをあげた人達3人にも「めんどくさ~」と言われた・・・・・苦笑)

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