スペインって国は・・・・・・って語り出したくなることがいっぱいある、このスペインという国。人生、誰だっていい時と悪い時とあって、山あり谷あり交互にやってくるものだけど、ここではまるで南の島のお天気がコロコロ変わるかのように、良いことと悪いことがコロコロコロコロ巡ってやってくるものだから、まるで山の中に谷があり、谷の中にも山があるような、激しすぎる地形・・・じゃなかった。激しすぎる日々が続いています。
今日もそんな代表例になりそうな一日でした。
正午過ぎ、一本の電話で急遽予定が変更に。ずぼらなわたしは極力、ムダな時間(待ち時間とか、微妙な空き時間とか)を作らないようにしてます。本当にずぼらだと思うのだけど、ついつい効率良くすべてがしっかり組み合わさった一日を目指して、あれこれパズルのように予定を繋げるのが好きなのです。ということはつまり、一つのピースが抜けると一気にすべてが崩壊するわけで、今日もその通りのことが起こってしまいました。予定Aが決まっていたから、それに合わせて予定Bを前に組み込んだ。けれど予定Aが繰り上がり。ということで予定Bを後回しにしなきゃいけない。けれど予定Bには時間に限りがあるから間に合うかどうか・・・。
こう言うのを考えているだけで結構気力・体力を消耗するので、だったらちょっとくらい空き時間が増えても気楽に過ごせるようにしたらいいじゃないか、と自分でも思うのですが、やっぱりわたしはズボラ。ついつい”効率第一”でいつも気が付くと勝手に頭の中でパズルの組み立てを始めてしまっています・・・
そんなわけで精神的にストレスフルな今日、急な予定変更で大慌てで家を出て地下鉄に飛び乗ろうとした瞬間、車両まであと1m!というところでピー!と無情な音が鳴り、ドアが閉まり始めてしまった。わたしは『非・駆け込み乗車・者』なので、いつもはホームで走ることはないのだけど(乗れても乗れなくても恥ずかしいから・・・笑)、こういう例外時に限って、”間に合わなかった人”=”かわいそ~な人”になってしまうツイテいないわたし。・・・と一瞬でそんな事すべてを考えていたら、閉まりかけたドアがわたしのために開いた!!!運転手さん(Madridの地下鉄には車掌さんがいない)の方に向かってアリガトー!と大口で(でも無声で)お礼を言って飛び乗った電車の中、ルンルンでした↑ こういう優しい運転手さん、大好き!笑 そしてこの運転手さんの運転する電車に乗れたのも、予定が変更になったからこそ。なんて前向きに思った単純な自分です。(だいぶ余談ですが、地下鉄の男性運転手はたいてい女の子に優しいです(笑)。閉まりかけたドアが開くのを何度も見かけるし、逆に無情にも乗り損ねた男の子たちも何度も見かけます。)
その後、タイミングが悪いと5分以上は軽く待つ乗り換え駅でも、まったくちょうどいいタイミングで次の電車が来て、超効率的な接続に、気分はさらにルンルン♪
予定の場所へついてゲートを開けてくれるのを待っていると、ちょうど中から誰かが出てきそうだった。と思っていたら、出てきたその3人組みのおっちゃん(ってほど老けてはいなかったけど)のうち、真ん中にいた、やや Alejandro Sanz(アレハンドロ・サンス←歌手)似の人が、わたしの顔をみるなり Guapaaa(グアパ~。とはかわい~。とか美人~。という意味でスペインではどんなブスでも一度は呼ばれる笑)といって、どうぞどうぞとゲートの中への道を空けてくれたのでした。笑
このGuapa、実はもう今月だけで10回くらい聞いてます。笑 スペインで道を歩いていると、こういうすれ違い際なんかに、お世辞が降ってくるわけのです。(別にわたしがべっぴんなわけではなりません。残念ながら。)普段は基本、無視。というのもみんなロクな男じゃないから(毒舌)。つい昨日なんかは、道端のベンチに座っていた酔っ払い系のおっさん二人組のうち一人が通りゆくわたしをガン見しつつ、「おーなんて guapa な。ほー。おい、お前か見たか、すごい guapa だったぞ」ともう一人に話しかけていて(スペイン人、大声だからなんでもかんでも丸聞こえ)、ヤな感じだったわけです(ほっといてくれー!あんたのためにおしゃれしてるんじゃないしー!)。
でも今日の一声は実は、嫌いじゃなかったです。笑 というのも、だいたいは昨日のおっさんのように、独り言(?)もしくは仲間内だけへの発言として発せられるので、なんだか対象となっているこっちとしてはモノとして見られているようで嫌な感じなわけです。でも今日の Alejandro さんは、わたしに向かって言っていたので、なんというか素直にアリガトウって感じたわけです(笑)そんなわけでここでもルンルン度upで、今日は絶対スバラシクついている日なんだ!と思ったのでした。
ところがーーー。その後悲劇が続きます。。まずはhuelga(ストライキ)。今日は午前と午後と、ラッシュの時間帯の地下鉄の本数が半分に減るのですが、それを知ってはいてもやっぱり、実際ごった返しのホームでいつもの倍待って、さらに乗った電車もいつもの倍ごった返している・・・という状況に置かれるとイライラが募ります・・・・・・・。わたしが Madrid に来てからの丸二年で、普通切符も回数券も、倍近い値段に跳ね上がって(おまけに空港駅使用料にいたっては3倍)、一方で節約のためか電車の本数は減っているようだし、冷房はきいてない車両も多いし、(ついでにエスカレーターだって壊れていること日常茶飯事)、オファーされるものはまったく褒められた状況じゃないんです。それに加えて年に数回の huelga...。
もうひとつの予定も無事済ませることができて一安心したのもつかの間、入金しなければいけない要件の書類を取りに行ったのですが、その書類を見ると、日付から5日以内に入金をしないとすべて取り消しになる、との文面。そして日付を見ると14日。今日、17日ということは、、、明日までじゃん・・・・・・・・・・。入金期限があるのならあると、どうして前もって言っておいてくれないんだろう・・・って思うのはわたしだけじゃないはず。スペインでは何でもかんでも、情報を前もって教えてくれないのが常識(この2年間でよーーーく分かりました)。とはいっても、あるかないか分からない未知の情報に対して、こちらから先回りして質問しておくのも結構難しい。それで結局、書類を受け取って初めてそれに付随する情報を知ることができるのだけど、その書類にすら的確な説明がないからまた電話して聞かなきゃいけない。この入金、結構な額だけど、入金じゃなくて口座振替でもいいのかな?口座振替ならネットからもできるけど、でもそれだと入金控えの紙にハンコがもらえない。あーーーーもう!!!!!知りたいこと(だいたい大切な情報)がいつだって何かしら欠けているんだから・・・!!イライラしてもしょうがない、とわかっちゃいるけど、、、イ ラ イ ラ す る ー!!!
何とか最寄駅に戻ってふっと深呼吸。明日の入金分のお金を下ろしておくか、と思い、家の隣のATMで引き落とし可能最大金額をひきだす手続きをしたら・・・な、な、なんと、カードだけ出てきてお金も明細も出てこない。。。。。。。。。。あーやだ。。。まず電話して担当のスペイン人とやり取りするのがヤダ(笑) 次に、ちゃんとやり取りがスムーズに進んだとしても、お金がちゃんと戻ってくるまで気が抜けないからヤダ。さらに電話をしてから気付いたことだけど、そういえばわたしのショボイ携帯はタッチパネルがバカになってるせいか単に元々性能が悪いせいか、通話中に番号を押す、という大切な行為ができない(スペイン語は1番、英語は2番を押してください、みたいな時)。押してもウンともスンとも言わないのでしょうがなく電話を切って、代わりに電話してもらおうと、友人に電話。あーーーメンドクサイ・・・。その後二人の担当者とやり取りをして、結局どうにもならないので明日支店まで言って説明しなければいけないことに。引き出したはずのお金は何処に!?受け取っていないのに、引き出したことになっていたらどうしよう!?…不安なまま一夜を明かさねばならぬことになりました。
たいして行動していないのに、気分のup↑down↓が激しいために非常に体力を消耗した一日でした。。。笑 このエントリー書いてたら落ち着いてきたので、あとはゆっくりして寝ることにします・・笑
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